NTTドコモが誤差±数cmの位置情報基盤――コマツが建機のICT化に活用

GNSS位置補正情報配信基盤は、フラッグシップパートナーとしてコマツが10月1日から利用を開始する。

同社は中期経営計画において、建設現場のデジタルトランスフォーメーションを加速する方針を明らかにしている。現在、国内で稼働している油圧ショベル約20万台のうちICT化は約2%にとどまる。このため、すべての油圧ショベルにICT機能を提供する「スマートコンストラクション・レトロフィットキット(仮称)」を2019年10月から試験導入し、2020年4月に発売する予定。同キットの機能の1つにGNSS補正情報受信を加えることで、オペレーター支援システムに活用する。

コマツ代表取締役社長(兼)CEOの小川啓之氏は「スマートコンストラクション・レトロフィットキットはサブスクリプションでの提供も検討している。また、海外にも展開したい」と述べた。

ドコモはGNSS位置補正情報配信基盤の売上規模の目標については公表していないが、「今後いろいろなユースケースが出て来る可能性がある。様々なビジネスに進化させたい」(執行役員 IoTビジネス部長の谷直樹氏)としている。

 

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