ワークスタイル変革Day 2017 講演レポートNEC若杉氏「“10万人の働き方改革”はモバイルワークで底上げされる」

いち早く「働き方改革」に取り組んできたNEC――。今、重点課題の1つと捉えているのがテレワークのさらなる推進だが、「モバイルワークの利用拡大が、テレワーク全体の底上げにつながる」という。NECグループ10万人の働き方改革の取り組みについて、同社の若杉和徳氏が講演した。

「政府は今年3月、『働き方改革実行計画』を決定した。これにより、働き方改革は“実行段階”に入ったといえる。過重労働の防止や柔軟な働き方の実現に向けた法改正やガイドラインの整備が始まっており、企業はこれにどう対応していくかを考えていかなければならない」

講演の冒頭、働き方改革はいよいよ本格的な実行フェーズに移ったとの見方を示したNECの若杉和徳氏。その同氏が今回の講演でフォーカスしたテーマの1つがテレワークである。

NEC スマートネットワーク事業部・マネージャー 若杉和徳氏
NEC スマートネットワーク事業部・マネージャー 若杉和徳氏

テレワークは政府が推進する働き方改革の重点項目の1つで、「世界最先端IT国家創造宣言」でも「週1日以上終日在宅で就業する雇用型在宅ワーカー数を全労働者の10%以上にする」という目標が掲げられている。

NECは一体、テレワークをどのように推進しているのだろうか。

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