ソラコムは2025年4月23日、IoTプロジェクトの立ち上げ段階で企業が直面する技術課題の解消を支援する新サービス「SORACOMはじめてサポート」を発表した。5月中旬から6月に提供を開始する予定。
IoTを活用した業務の効率化・自動化が各業界で進む一方、ハードウェアから通信、クラウド、アプリケーションに至るまでの複合的な知識が求められるため、プロジェクト初期の技術選定において課題を抱える企業は少なくない。
同サービスはこうした課題に応えるもの。ソラコムのテクニカルアドバイザーが、月2回・各回1時間のオンラインミーティングを通じて個別の技術相談に対応する。センサーやデバイスの選定、通信方式(セルラー、LPWAなど)の比較検討、クラウドの構成、さらにはIoTプロジェクトの進め方そのものについて助言を提供する。ディスカッションの内容は、生成AI「Gemini」を活用してレポートとしてまとめられ、要点整理に役立てられる。
同社はこれまで、上位支援サービス「SORACOMプロフェッショナルサービス」により、CTOに近い立場からプロジェクトの伴走支援を行ってきた。今回の新サービスはその知見を活かしつつ、より手軽に利用できるアドバイザリー形式で提供するものという。料金は月額1万1000円(税込)で、契約期間は最短1カ月、最長3カ月。