NTTドコモは2013年2月18日、「dマーケット」の新たなサービスとして、一般のクリエイターを応援する「dクリエイターズ」を5月から提供すると発表した。2月18日よりクリエイターの事前登録を開始、4月上旬から出品登録を始める。
dクリエイターズは、インテリアや家具、ステーショナリー、アクセサリーなどのハンドメイド作品を出品・購入できるマーケットサイトと、小説・コミックなどのデジタルコミックを発表・閲覧できるUGC(User Generated Content)メディアで構成される。
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「dクリエイターズ」のサービスイメージ |
デジタルコンテンツについて、ドコモは2010年からDeNAと共同で「E★エブリスタ」を提供しており、これまでに投稿された200万を超える作品のうち200以上が書籍化され、総発行部数は800万に上る。一部はゲーム化や映画化もされている。dクリエイターズでは、E★エブリスタからデジタルコンテンツの供給を受けるとともに、これまでに培ったノウハウを活かし、ハンドメイド作品まで対象を拡大する。
出品や購入以外にも、お気に入りのクリエイターや作品へのメッセージやコメントを通じて、クリエイターを応援することができる。また、ドコモだけでなく他の通信キャリアのユーザーも利用することが可能で、スマートフォンのほかタブレットやPCからも利用できるなどマルチキャリア・マルチデバイス対応となっている。
スマートコミュニケーションサービス部ポータルサービス担当部長の田中慎二氏によると「2015年には流通総額200億~300億円を目指す。この段階で40~50万人のクリエイターの参加を想定している」という。
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NTTドコモ・スマートコミュニケーションサービス部ポータルサービス担当部長の田中慎二氏 |
利用方法は、クリエイターおよび閲覧・購入者とも会員登録が必要で、「18歳以上であること」および「各携帯電話会社の利用可能なメールアドレスを持っていること」が条件となる。販売登録料は月額315円で、作品が売れると、出品者は決済金額の25%が手数料として引かれる。