VRヘッドセット「Meta Quest」シリーズの国内法人向け認定販売店である理経は2024年5月23日、法人向けデバイス管理ツール「Meta Quest for Business」の提供を開始した。
Metaが展開するヘッドマウントディスプレイの最新モデルである「Meta Quest 3」は、製品のデザインやシミュレーション、安全教育など幅広いビジネスで利用されている。Meta Quest for Businessは、そうしたビジネス活用を促進するため、デバイス管理やアプリケーション管理などを行えるMDM(モバイルデバイスマネジメント)ツールだ。Meta Questデバイスを組織内でより安全かつ快適に利用するため、複数デバイスを一括コントロールおよびモニタリングし、セキュリティ基準や要件を満たすように設定することができる。
利用例(1)端末設定・アプリケーション設定時間の大幅短縮
セキュリティを強化するための次の機能を備える。
ネットワーク接続に関しては、エンタープライズ環境でのWi-Fi向けに、デジタル証明書ベースで認証を行うEAP-TLSに対応。また、シスコシステムズやVMwareのようなベンダー向けのVPNサポートも提供している。
異常なアクティビティや悪意のあるアクティビティを検出した場合は、管理者はアラートを受け取ったり、管理者センターで過去のセキュリティイベントを確認したりできる。また、管理者センターからリモートで状態監視や設定変更、ユーザーデータおよびデバイス上のデータ消去が行えるリモートワイプ機能も備える。ルートアクセスが検出された場合など、一定の状況下で自動的に消去されるように設定することも可能だ。
利用例(2)デバイス操作の大幅な簡略化
そのほか、複数の管理者権限を付与したり、アプリケーションの利用、閲覧制限を設定することもできる。Meta Quest for Business内から直接、Metaサポートに日本語で問い合わせをすることも可能で、オプションで24時間365日の問い合わせサポートも行う。