ソフトバンクモバイルの秋~春モデルはAndroidスマートフォン11機種を投入――キーワードは「超高速」

ソフトバンクモバイルは2011年9月29日、今秋~来春の新商品発表会を開催した。Androidスマートフォン11機種(ディズニー・モバイル2機種を含む)、フィーチャーフォン1機種など計15機種を11月中旬以降、発売する。

ソフトバンクモバイルの孫正義長(左)とCMキャラクターを務める女優の上戸彩さん(右)

スマートフォンの普及に伴い、画像や動画など大容量のデータを扱うようになることから、孫正義社長は「超高速にこだわっていきたい」と語った。

スマートフォン11機種のうち、「AQUOS PHONE 104SH」「同 102SH」「LUMIX Phone 101P」「HONEY BEE 101K」の4機種は、下り最大21MbpsのDC-HSDPA規格「ULTRA SPEED」に対応する。「新しい周波数帯なので、道路にたとえれば混雑していない状態で、スイスイ使える」(孫社長)という。

2012年春に発売されるAQUOS PHONE 104SHは、Androidの次期バージョンである4.0に対応すると見られる。LUMIX Phone 101Pは、孫正義社長自身がデザインにこだわったというだけあり、LUMIXのデジカメそのものの外観となっている。また、ウィルコムで女子学生に圧倒的な人気を集めている「HONEY BEE」シリーズのスマートフォンを投入することで、若い女性層の取り込みも狙う。

デジカメのLUMIXそっくりの外観をしている「LUMIX Phone 101P」

ソフトバンクによると、スマートフォンの新規契約のうち女性の割合は、今年8月時点で約53%。秋~春モデルでは、女性ユーザーをターゲットにしたラインナップも充実している。

HONEY BEE 101Kのほか、爪を伸ばしていても操作しやすいようテンキーを搭載した「AQUOS PHONE THE HYBRID 101SH」、さらにはディズニー・モバイルからも「DM010SH」「DM011SH」の2機種が登場する。DM010SHとDM011SHはいずれも壁紙やアイコン、アプリまでディズニー仕様となっているのが特徴だ。「ユーザーが本当に何を求めているかを正面から取り組んでいる。若い女性向けでも手を抜いていない」(孫社長)。

爪を伸ばしている女性でも操作しやすいようテンキーを搭載した「AQUOS PHONE THE HYBRID 101SH」

このほか、11月1日から、下り最大110Mbpsの次世代ネットワークサービス「AXGP(Advanced eXtended Global Platform)」を開始する。

AXGPは、ウィルコムの「XGP」規格を高度化したもので、「TD-LTEと100%互換できる」(孫社長)という。「SoftBank 4G」という名称で来年2月より本格サービスを開始する予定で、対応端末としてモバイルWi-Fiルーター「ULTRA WiFi 4G 101SI」を2月以降に発売する(同製品は下り最大76Mbps)。

下り最大76MbpsのモバイルWi-Fiルーター「ULTRA WiFi 4G 101SI」

ところで、KDDIからもiPhoneが発売されるという報道があったことから、孫社長の発言に注目が集まったが、「iPhoneについてはノーコメント」と繰り返した。今回、Androidスマートフォンのラインナップを一気に増やしたことについては、「以前として最も重要な機種の1つだが、あわせていろいろなニーズに応える品揃えを充実する必要がある」と説明した。

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