NTT東西、安定した通信サービスに向け機器メーカーと覚書締結

NTT東日本およびNTT西日本と通信機器メーカー5社は、2023年6月29日、通信サービスのより安定的な提供を目指した検証と取り組みの強化事項について合意し、MoU(Memorandum of Understanding、覚書)を締結したことを発表した。

今年4月3日に発生した通信障害を受け、NTT東西と通信機器メーカーは新たな連携体制の構築を進めてきた。覚書を締結することにより、潜在的な装置不具合を洗い出す取り組みを強化し、故障発生時におけるサービス復旧時間を短縮するための新たな仕組みの構築を各社が一体となって実施するとしている。

覚書を締結した通信機器メーカーは、シスコシステムズ、ジュニパーネットワークス、NEC、ノキア、富士通の計5社。検証と取り組みを強化する事項には以下4点が挙げられている。

・NTT東日本・西日本の利用実態を考慮した共同検証
・装置再起動を繰り返さないようにするための「フェールセーフ機能」等の実装高度化
・装置の機能実装等に関するより適切な情報提供
・不具合発生時の迅速な対応に向けた、情報連携等の事前準備の強化(合同での訓練等)

今回の締結に際し、ジュニパーネットワークスのSenior Vice President, Product ManagementのBrendan Gibbs氏は「ジュニパーネットワークスはNTT東日本・西日本様とともに、日本国内での実際の利用状況を踏まえた製品開発に反映することで、当社製品のネットワーク障害への対応能力をいっそう強化する取り組みに参画できることを喜ばしく思います」とのエンドースメントを寄せている。

NTT東西は、今回覚書を締結していない通信機器メーカーとも、順次締結に向けた検討を進めていくとしている。

関連リンク

RELATED ARTICLE関連記事

SPECIAL TOPICスペシャルトピック

スペシャルトピック一覧

FEATURE特集

NEW ARTICLES新着記事

記事一覧

WHITE PAPERホワイトペーパー

ホワイトペーパー一覧
×
無料会員登録

無料会員登録をすると、本サイトのすべての記事を閲覧いただけます。
また、最新記事やイベント・セミナーの情報など、ビジネスに役立つ情報を掲載したメールマガジンをお届けいたします。