NECカシオが夏モデル発表会を開催――スマートフォン「MEDIAS」と「G’zOne」で巻き返しを図る

NECカシオモバイルコミュニケーションズは2011年5月18日、夏モデルの新商品発表会を開催した。

NECカシオモバイルコミュニケーションズ代表取締役 執行役員社長の田村義晴氏(中央右)と取締役執行役員専務の大石健樹氏

同社の夏モデルは、スマートフォン2機種、フィーチャーフォン3機種の計5機種。スマートフォンでは、世界最薄モデルの「MEDIAS」に防水機能を搭載した「MEDIAS WP」がNTTドコモから、防水・防じん・耐衝撃性能を備えたタフネスシリーズの「G’zOne IS11CA」がKDDIから発売される。また、フィーチャーフォンではドコモ初となるEXILIMケータイ「CA-01C」と「N-05C」、KDDIから「CA007」の計3機種が登場する。

5月9日付けで代表取締役社長執行役員社長に就任した田村義晴氏は、「小型・軽量化技術や耐衝撃性能技術を深めるだけでなく、新機軸商品も開発したい」と意気込みを語った。また、クラウド技術やサービスの活用、LTEへの対応により、「最高のユーザー体験を提供したい」としている。

NECカシオは2010年度の販売台数の目標を750万台としていたが、スマートフォンの出遅れが響き440万台にとどまった。2011年度は740万台、2012年は1200万台を目指す。1200万台のうち海外は500万台となっている。今年4月にタフネスシリーズのスマートフォン「G’zOne COMMANDO」がベライゾン・ワイヤレスから発売されたのを皮切りに、今年中に北米を攻略したい考えだ。2011年度後半以降は欧州やアジア太平洋地域にも展開する。「数年後には、グローバルベンダーの仲間入りをしたい」(田村社長)という。

2011年度は740万台、2012年度は1200万台の販売台数を目指すという

海外向けにはスマートフォンを中心に展開する一方、国内市場については「100%スマートフォンにはならず、3割ぐらいはフィーチャフォンが残るだろう」と見ており、「ユーザーが求めるレンジのフィーチャーフォンを提供していく」(田村社長)としている。

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