シトリックス・システムズ・ジャパンは2021年2月26日、「Citrix Secure Internet Access」 を提供開始することを発表した。仕事の場所やデバイスに依存することなく、アプリケーションへのアクセス時におけるセキュリティ保護を強化することを目的としたソリューションだ。
新型コロナウイルス感染症の影響でサイバー攻撃は増加しており、米国連邦捜査局(FBI)のレポートでは、パンデミック以降に発生したサイバー攻撃の被害件数が400%増加し、また企業のリソースにリモートアクセスしなければならない従業員の数も増加傾向にあると報告されている。
こうした中、ネットワーク機能とネットワークセキュリティ機能をクラウドで包括的に提供するアーキテクチャの「Secure Access Service Edge (SASE)」への移行を目指す企業が増えている。
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SASEの概要 |
Citrix Secure Internet AccessはこうしたSASEへの移行するためのソリューションであり、ウェブゲートウェイ、次世代ファイアウォール、クラウドアクセス・セキュリティブローカー(CASB)、DLP、サンドボックス、およびAIによる攻撃検出などをクラウドから提供する。
また、ネットワーク面ではアイデンティティ認識型のZero Trust Network Access(ZTNA)SD-WANを1つのソリューションにまとめ、企業がクラウドとインターネットベースのアプリケーションを、セキュリティ、高可用性および信頼性のもとで業務環境全体にわたり提供するとしている。