KDDIと大日本住友製薬、MRと医療関係者向けXRを活用したコミュニケーション基盤構築

KDDIと大日本住友製薬は2020年9月18日、MR (医薬情報担当者) と医療関係者向けのコミュニケーション基盤構築に向けた取り組みを開始したと発表した。

従来、製薬業界ではMRと医療関係者が対面して医薬品情報を提供していた。新型コロナウイルス感染症の影響でこうした活動が困難になっている。そこで、スマートグラスを含めたXR (Extended Reality: 仮想空間技術の総称)で活用可能な医薬品情報の3D映像コンテンツなどを制作する。

医薬品などの製品解説コンテンツイメージ

医薬品の詳細情報や、臓器・細胞・医薬品分子構造などのコンテンツを制作し、3D映像で説明することにより、MRと医療関係者同士のコミュニケーションの円滑化を図る。加えて、オンライン説明会・講演会用のオンラインプラットフォームの構築を目指す。

大日本住友製薬は、2020年6月に発売した非定型抗精神病薬「ラツーダ (R)」関連の一部の講演会において、当該製品の日本で発売されるまでのストーリー映像や分子構造体等の3D映像を、中国のnreal社が開発した「NrealLight」というスマートグラスを活用して実施した事例があるという。両者の取り組み置いては今後もNrealLightを活用していくとしている。

NrealLightの外観。スマートフォンに接続して動作する

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