群馬県太田市でZETA LPWAの実証実験、第1弾はスマートビルを検証

LPWA(Low Power Wide Area)規格の1つであるZETAの普及推進を目指す団体ZETAアライアンスは2019年3月15日、群馬県太田市産業支援センターで実証実験を開始したことを発表した。2019年1月から同12月までの期間で実施する。

ZETAアライアンスに参加するクラインズが「ぐんま新技術・新製品開発推進補助金採択事業」に対して「IoTマルチ評価実験セットの開発」事業を申請し、採択されたもの。支援センター内にZETA AP(基地局)やZETA Mote(中継器)などの通信インフラを常設し、新規開発したZETAデバイスやアプリケーション・プラットフォームの実証・評価を行う。

実証の第1弾として、支援センター内にスマートビルディング向けのセンサー類を設置、アプリケーション・プラットフォームの運用を開始した。今後は設置した各センサーから送信される情報を解析することで、通信状況および通信品質の評価を行い、システムの有効性を確認する。


支援センター内のセンサー設置状況

2019年3月には最新のリリース製品であるスマート農業向けセンサー類(気温・湿度・照度統合センサー、土壌温度・水分量センサーなど)を支援センターの敷地内に設置して情報を収集、農業専用に開発したアプリケーション・プラットフォームの運用試験を行う。そのほか、ZETA LPWAの特長である、中継器を用いたマルチホップとメッシュアクセスによる柔軟な通信エリアの拡張性評価に加えて、ダウンリンクの有効性評価を開始するとしている。

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