新製品&新サービス

音声AIとビデオ通話を簡単に連携 ―― NTTコムがWebRTC基盤「SkyWay」の新サービス

文◎坪田弘樹(編集部) 2019.01.23

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

NTTコミュニケーションズは2019年1月23日、WebRTCにより通信する音声・映像データを、クラウド上で提供される音声認識や機械翻訳、画像認識等のAIと簡単に連携させることができる新サービスの提供を開始すると発表した。同日より、WebRTC基盤である「SkyWay」の機能拡張キット「Media Pipeline Factory」の無料トライアルを始める。


NTTコミュニケーションズは2017年から、WebRTCプラットフォーム「Enterprise Cloud WebRTC Platform SkyWay(以下、SkyWay)」を提供している。

WebRTCとは、Webサイトやアプリケーションにビデオ通話等のリアルタイムコミュニケーション(RTC)機能を組み込むことができる標準技術だ。開発者はSkyWayを利用することで、WebRTCに必要なサーバー群の設置や運用を行うことなく、NTTコムが提供するSDK(ソフトウェア開発環境)を使ってサービス開発に専念することができる。


SkyWayを使用したWebRTC通信のイメージ


技術開発部 Webコアテクニカルユニットリーダ/担当課長の大津谷亮祐氏によれば、「SkyWayが面倒なことはすべて引き受けるので、数行のソースコードでOK。2017年の正式サービス開始以来、5200以上のアプリで使われている」。その用途は幅広い。オンライン英会話の最大手であるレアジョブ、オンライン診療サービスのCLINICSのほか、通訳、遠隔作業支援、コンタクトセンター、低遅延ライブ配信などでも実績がある。

品川区立浜川中学校では、生徒がフィリピンの教師に英語を教わるのにSkyWayを利用しているそうだ。こうした教育現場での採用も広がっており、「全国で2000から3000の生徒がSkyWayを使っている」(同氏)。

WebRTCのさらなる普及へ“2つの課題”

このように、さまざまなオンラインサービスでの利用が広がっているWebRTCとSkyWayだが、大津谷氏によればSkyWayにもまだまだ課題があるという。



NTTコミュニケーションズ 技術開発部
Webコアテクニカルユニットリーダ/担当課長の大津谷亮祐氏


1つは、対応デバイスの問題だ。

従来、SkyWayで音声・ビデオ通話が行えるのはWebブラウザとiOSアプリ、Androidアプリ間に限られていた。IoT機器などの他のデバイスでは利用できなかった。

これを解決するため、NTTコムは2018年6月に「WebRTC Gateway」を公開。同年8月から試験提供を開始した。

WebRTC Gatewayはブラウザ以外からでもSkyWayを利用できるようにしたもので、これにより、監視カメラや家電、ロボット等の多様なデバイスで映像・音声その他のデータを送受信することができる。例えば、Webブラウザから監視カメラや家電をコントロールしたり、そのデータを取得するなどだ。

そしてもう1つは、WebRTCでやり取りされる映像・音声をクラウドに送信するという使い方に対応できていなかったことだ。パブリッククラウドのストレージにデータを送って録音・録画する、あるいは、クラウド上で提供されている音声/画像認識AIや翻訳AIサービス等を使って処理することができなかった。

これを可能にするため、今回、様々なクラウドサービスとSkyWayを連携させるための新たな機能拡張キット「Media Pipeline Factory」を開発。2019年1月23日から無償トライアルを開始する。



「Media Pipeline Factory」のイメージ


すでにSkyaWayを利用している企業も含め、10社以上と共同で実証実験を行う予定だ。

 

スペシャルトピックスPR

hitachi1901
nttcom1902
sbcloud1902

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】
これからの企業ネットワークの
教科書  2019年度版
◆IoT時代の無線化オフィス ◆NW機器もサブスク化? ◆これが正解! 有線LAN高速化 ◆NW管理はマルチドメインで ◆常時SSL時代のセキュリティ

●[インタビュー] NTT 代表取締役副社長 井伊基之氏「GAFAに伍する国際競争力を」/●本格普及期へ突入するSD-WAN/●ファーウェイが“疑念”に反論/●MWC19 Barcelonaレポート/●セキュリティ人材不足時代の次世代FW/UTM/●NTTコムがeSIMによるIoT向け新サービス
 ほか

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー
プレゼントキャンペーン201904A

スペシャルトピックス

KCCS加速し続けるSigfoxの「今」
人口カバー率は94%を突破

グローバルでも年末には70カ国・1300万回線に拡大見込みだ。

専門人材が24/365で対応するMSS
最新鋭のSOCで途絶なく脅威を監視

次世代FWなどのセキュリティ機器は「設置しておしまい」ではない。

ケーエムケーワールド最大2.7Gbpsの次世代FW
100名以下の企業で採用が増加!

NISG3000は様々なセキュリティ対策が詰まったオールインワン型

ジュニパーネットワークス"クラウドが遅い"をSD-WANで解消
ブレイクアウトの課題とは?

クラウドの「体感品質」にフォーカスしたジュニパーのSD-WAN

シングテル海外拠点網“SD-WAN化”の注意点とは?

グローバルキャリアに聞く回線選びの重要性

ソニービズネットワークス“ひとり情シス”でも心配なし!
SD-WAN始めるならマネージド型で

SD-WAN導入に悩みを抱えるIT担当者に最適なマネージドSD-WAN

マクニカネットワークス高精度にアプリ識別可能なSD-WAN
速度も最大10倍以上に高速化

Silver PeakのSD-WANは「正確で速い」という強みを持つ。

ハカルプラス後付け簡単&低コスト! 5km飛ぶLoRa無線機で始める設備のIoT化

IoT導入時のハードルをぐっと下げる、ハカルプラスの「LoRa無線機」

サイバーソリューションズビジネスメール詐欺を確実に防御!
メール攻撃対策の頼れる存在

MAILGATESΣなら、既存メール環境と組み合わせて解決できる

ZETAアライアンスマルチホップができる革新的LPWA
ZETAでIoTビジネスを掘り起こす!

マルチホップという他のLPWAにない特性で、次々にユースケース開拓!

ソネット“ネットワークエンジニア不要”は
本当だった!

コスパの高さと圧倒的使い易さに感銘! Ubiquitiのユーザーが証言。

ラクスメール対応ミスを複数人管理で減少
誤送信を防ぐ送信前チェック機能も

返信モレに重複対応、誤送信……。メールによる顧客対応の課題解決!

NECモバイルワークに必須のアイテム
いつでもどこでも内線通話を実現!

NECのUNIVERGE ST500は、スマホを内線端末として利用可能にする。

NTTコミュニケーションズ働き方改革を中小・中堅企業へ!

テレワークに必要なモバイルNW、PC、セキュリティをオールインワン提供するNTT Comの新パッケージ

SBクラウド日中間通信を国内並みの高品質に!
安心して使えるQR決済を下支え

Alipayで安定した決済サービスを提供するために導入した回線は?

パロアルトネットワークスパブリッククラウドをセキュアに!
24/365最新ポリシーで自動監視

パブリッククラウドのセキュリティリスクを軽減する「RedLock」

CDNetworks中国でのWeb配信を8.5倍高速化
その真相とは?

中国でのWeb配信にはグレートファイアウォールなど多くの壁がある。

IIJグローバルソリューションズ日中の拠点間通信に“第3の選択肢”
セキュリティ対策も万全

日中間通信で「高品質」と「低コスト」の“いいとこ取り”!

アクセスランキング

tc1904
compass

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2018 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます