三菱電機は2025年8月21日、住宅メーカー・デベロッパー向けIoT機器管理サービス「AMANOHARA（アマノハラ）」を提供開始したと発表した。
「AMANOHARA」のシステムイメージ図
AMANOHARAは、管理者用物件管理WEBサービスと施工業者用スマートフォンアプリで構成されるIoT機器管理サービス。管理者用物件管理WEBサービスを活用することで、住宅メーカーや管理会社などが、住戸に設置されたIoT機器の稼働状況や異常発生状況を遠隔から確認することができる。IoT機器に異常が発生した際には、物件管理者が異常発生前後の利用状況確認やエラーコードを把握することで、迅速な対応が可能となる。
（左から）管理者用物件管理WEBサービス画面、施工業者用スマートフォンアプリ画面（イメージ）
また、IoT機器の稼働状況や異常発生状況に関する過去データを取得・分析することで、通信エラーが発生しやすい時間帯の特定や、故障頻度の高い部品の把握など、故障予知や異常発生時の原因究明に役立てることも可能だ。
さらに、施工業者用スマートフォンアプリを利用することで、従来入居者自身が実施していた、住宅販売時に設置されているIoT機器のインターネット接続や設定作業を、施工業者が実施可能となる。賃貸住宅等で居住者が変わる場合に必要となるIoT機器の設定を引き継ぐ作業も、次の入居者に代わって住宅メーカーや管理会社などが実施できるようになるという。
