ゼットスケーラーは2020年9月14日、テレワークやリモートワーク環境向けの新たなセキュリティソリューション「Zscaler Zero Trust Exchange」の提供を開始すると発表した。
同社によれば、Zscaler Zero Trust Exchange(以下、Zscaler ZTE)は、セキュアアクセスサービスエッジ(Secure Access Service Edge: SASE)フレームワークをベースとするもの。クラウドアクセスセキュリティブローカ(CASB)、SaaSアプリケーション向けクラウドセキュリティポスチャ管理(CSPM)、およびクラウドブラウザ分離(Cloud Browser Isolation)のサービスを備えたクラウドセキュリティプラットフォームだという。
Zscaler ZTEは、テレワークやリモートワークに対処するため、ユーザとアプリケーションをゼロトラストで直接接続するという新たなアプローチで構築されており、攻撃ポイントの発見を防ぐ、ネットワークベースでのアクセスを認めず対象アプリに限ってアクセスを許可する、機械学習を活用して暗号化された脅威やデータ漏洩をリアルタイムにチェックするなどのアーキテクチャ要素を合わせ持つのが特徴だ。
また、ネットワーキングとネットワークセキュリティの機能をまとめて提供するSASEアーキテクチャに基づき、世界150か所以上に分散された専有クラウドを通して接続やセキュリティをローカルで実現するため、遅延やセキュリティ対応時間が改善され、ユーザエクスペリエンスが向上するとしている。