東京科学大学が宇宙展開型フェーズドアレイ無線機を開発、打ち上げにも成功

東京科学大学(Science Tokyo)は2026年1月26日、同大学 工学院 機械系の坂本啓教授、総合研究院 未来産業技術研究所の白根篤史准教授、工学院 電気電子系の岡田健一教授らの研究チームが、折り紙技術を活用した小型・軽量の宇宙展開型フェーズドアレイ無線機を開発したと発表した。本無線機は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の革新的衛星技術実証4号機「RAISE-4」に搭載され、2025年12月14日に打ち上げられた。

開発した宇宙展開型フェーズドアレイ無線機

開発した宇宙展開型フェーズドアレイ無線機

本無線機は、高度20kmを飛行する高高度プラットフォーム(HAPS)や高度約500kmを集会する低軌道衛星で構成される非地上系ネットワーク(NTN)での利用を想定したもの。打ち上げ前は小さく収納でき、軌道投入後は大面積に展開できる。

折り紙技術により収納される柔らかな展開膜上の無線機は、展開後も完全な平面にはならない。そのため、本研究では非平面を電気的に補償する技術を採用。今後は、この非平面の宇宙展開型フェーズドアレイ無線機によって、6G時代の無線通信に不可欠なビームフォーミング技術を宇宙実証する。

開発した無線機が搭載された革新的衛星技術実証 4 号機の小型実証衛星 4 号機
(RAISE-4)©JAXA

開発した無線機が搭載された革新的衛星技術実証4号機の小型実証衛星4号機(RAISE-4)©JAXA

本技術により、大面積のフェーズドアレイ無線機を小型衛星にも搭載可能になり、現在は数百kgを超える通信衛星の飛躍的な小型・軽量化が実現するという。

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