KDDIアジャイル開発センター（KAG）は2025年7月22日、企業のDX推進やプロダクトを起点とした事業成長を支援する「プロダクトマネジメント伴走支援サービス」の提供を開始した。単なるコンサルティングにとどまらず、戦略策定から実装・検証までを一貫して支援することで、継続的なビジネス価値の創出を後押しする。
「プロダクトマネジメント伴走支援サービス」の提供内容
同社によれば、企業のデジタルプロダクト開発にあたり、近年はPoCや初期開発までは完了していても、そこからの成長戦略に課題を抱える企業が多く見られるという。ユーザーデータの活用不足や競合との差別化、組織内での認識の不一致などが課題の一例だ。
同サービスでは、これらの課題に対応するため、KAGがアジャイル開発の現場で培った知見と、DX支援の経験を組み合わせた「伴走型」のプロダクトマネジメント支援を展開。専任のプロダクトマネージャーが、ビジョンや顧客価値を踏まえた成長戦略の立案から、KPI設計、開発優先度の判断、施策の実行・検証に至るまでを包括的にリードする。
支援は、ヒアリング・課題整理と戦略策定・ロードマップ作成を行う戦略立案フェーズを経て、月次のデータ分析や改善施策の実行といった継続的なグロース支援フェーズへと移行するのが典型的なイメージ。将来的な内製化・自走化を見据え、顧客企業内へのノウハウ蓄積にも取り組む。
「プロダクトマネジメント伴走支援サービス」におけるアウトプット例
KAGは本サービスを通じて、「成果につながるプロダクトマネジメント」の実現を支援し、企業の継続的な成長とDXの深化に貢献するとしている。
