京王電鉄とバイオーム、Starlink活用し携帯圏外で生物調査の実証実験

京王電鉄とバイオームは2025年5月9日、東京都八王子市の体験型学習施設「高尾の森わくわくビレッジ」において、Starlinkを活用した生物データを収集する実証実験を5月24日・25日に実施することを発表した。

森の中で生き物を観察し、スマートフォンアプリ「バイオーム」で記録する親子

体験プログラムのイメージ

同実証実験では、バイオームが提供するスマートフォン向け生物観察アプリ「Biome(バイオーム)」を用い、4G(LTE)・5Gの電波が届かない山間部でも生物情報の送信・記録が可能かを調査する。併せて、一般参加者を対象とした生物調査体験プログラム「わくわくビレッジ調査隊!」も開催し、専門家の講義やフィールドワークを通じて、生物多様性や観察手法について学ぶ機会を提供する。

この取り組みは、東京都による「次世代通信技術活用型スタートアップ支援事業(Tokyo NEXT 5G Boosters Project)」の一環として、TISとKDDIの支援のもと実施される。京王電鉄はこの取り組みを通じ、地域資源を活かしたオープンイノベーションの推進と、多摩地域に根差した循環型教育の実現を目指すとしている。

Biomeは、名前判定AIにより写真から生物種を特定し、ゲーム感覚で楽しく生物観察を促す仕組みを特徴とするアプリ。

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