NTTは2025年2月7日、2024年度第3四半期(3Q)の決算会見を開催した。
NTT 代表取締役社長 社長執行役員 島田明氏
3Qまでの営業収益は前年度比3.4%増の10兆497億円、営業利益は同5.9%減の1兆3992億円の増収減益となった。
3Q 連結決算の状況
セグメント別に見ていくと、ドコモグループを対象とする総合ICT事業の営業収益は、モバイル通信サービス収入が減少した一方、スマートライフ事業(非通信事業)における金融決済領域が堅調で増収となったものの、営業利益は顧客基盤の強化に向けた施策等により減益だった。
地域通信事業は、NTT東西のネットワーク収入の減少に加えて、前年度に実施したノンコア資産のスリム化による反動等により、減収減益となった。
NTTデータグループによるグローバル・ソリューション事業の営業収益は、為替の影響や国内における公共・金融・法人分野が堅調で増収。営業利益は海外におけるデータセンター(DC)事業等が功を奏し増益となった。