NTTドコモとNTTドコモ・ベンチャーズは2024年11月22日、NTTグループ各社やスタートアップ企業の最新技術を発表するイベント「NTT DOCOMO VENTURES DAY 2024」を開催した。
同イベントでは、まずNTTドコモグループの「生成AIサービス」と「映像サービス」に関する説明会がメディア向けに行われた。
生成AIサービスの説明会では、NTTドコモとSUPERNOVA社が業務提携を開始することが発表された。
SUPERNOVAは、NTTドコモグループの新規事業創出プログラム「docomo STARTUP」からスピンアウトしたAIスタートアップで、今年12月より生成AIサービス「Stella AI」を提供開始する。
Stella AIは「誰でも簡単に使える」点を売りにしており、事業戦略やマーケティングなどのビジネス関連から、食事やヘルスケア、芸術等まで1000種類を超えるプロンプトのテンプレートを用意。これにより、AIへの指示内容をゼロから考える必要がなくなるという。
同社 代表取締役社長の木本東賢氏は、「日本はAI後進国。その理由はシンプルで、『使い方が分からない』というものだ。これだけ生成AIの技術が日進月歩で進化しているにもかかわらず、まだこの課題が残っているのが現状。Stella AIがこの解決策となる」とアピールした。
1000種類以上のテンプレートを用意
また、Stella AI 1つで、ChatGPTやGemini、Claude、NTT版LLM(大規模言語モデル)のtsuzumiなど複数のAIモデルを利用することができる。料金は利用回数によって異なり、250回(ライトプラン)は1078円、1000回(スタンダードプラン)は1628円、3000回(プレミアムプラン)は2728円(いずれも税込)で、初月無料キャンペーンも実施する。