キングソフトは2024年8月29日、同社が提供するビジネスチャット・社内SNSアプリ「WowTalk」をアップデートし、「安否確認機能」における自動送信対象地域を2つから最大5つに拡張したことを発表した。
同機能は気象庁から震度5弱以上の地震速報が発表された際に、地震発生地域を登録しているユーザーへ安否確認が自動送信される機能として提供されてきた。安否確認を受信したユーザーは、「安全」「安全でない」「未回答」の3つの状態のどれに該当するのかをシンプルな応答で回答することが可能。
今回、対象地域を広げたことにより、複数事業所での勤務や営業エリアが広範囲になるような場合でも、より迅速な安否確認が行えるようになるとしている。
安否確認機能の画面イメージ
併せて、同機能で自動送信が行われたことを管理者にメールで通知する機能も追加。これにより、管理者自身が設定した地域が自動送信の対象でない場合でも、管理者は安否確認のメッセージが送信されたことをメールで確認でき、緊急時のBCP対応に役立つとしている。
WowTalkは東日本大震災をきっかけに開発され、今年3月でサービス開始から10周年を迎えた。8月30日から9月5日の防災週間に合わせ、機能のアップデートを実施したという。
なお、アップデートはユーザー環境で随時行われる。