ネクスが5G RedCap対応USBドングル開発へ、国際ローミングもサポート

ネクスは2024年8月21日、5GベースのIoT向け通信規格である「5G RedCap(Reduced Capability)」に対応したUSBドングル型データ端末の開発に着手したことを発表した。

5G RedCapは、5Gの特徴である「低遅延」「多数端末との接続」の特徴をそのままに、通信速度をLTEのCat.4レベル(下り150Mbps程度)に機能を抑えることで、コストやサイズ、消費電力を低減できる規格だ。本製品は、これに対応することでLTEから5Gへのリプレースを容易にする。

また、ネットワークスライシングや低遅延などの機能と組み合わせることによって、センサーネットワーク、AMR(自動搬送ロボット)を含むAIロボットソリューション、AIカメラ、ドローン、サイネージ、ウェアラブルカメラなど、これまでLTEでは不十分であったユースケースでも利用できるとしている。

5G RedCap USBドングルの利用シーン

5G RedCap USBドングルの利用シーン

今回開発する5G RedCap USBドングルは、Qualcomm Snapdragon X35 を搭載し、5G 3GPP Release17に対応する。

国際ローミングをサポートし(CE、FCC、UKCA認証取得)、2モード(ルーター、モデム)に対応。ドライバと設定ユーティリティのオートインストール機能を搭載する。Dual SIMにも対応する。

通信速度は、5G NR SAの場合は下り223Mbps/上り123Mbps(いずれも規格上の最大値、以下同じ)。LTEの場合は下り200Mbps(256QAM)/上り105Mbps(64QAM)。

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