NTTドコモとNECのOpen RAN新会社「OREX SAI」、インドネシアの通信環境改善に向け始動

NTTドコモとNECの合弁会社でOpen RANソリューションを提供するOREX SAIと、インドネシアのデジタルインフラ企業であるPT Solusi Sinergi Digital, Tbk(SURGE)は2025年1月9日、インドネシアにおける通信環境改善に向けた協業を検討するための覚書(MOU) を締結したと発表した。

インドネシアにおける固定ブロードバンド普及率はASEAN地域で最も低く、手頃な価格で信頼性の高いインターネット接続において大きな課題に直面しており、両社はこの提携を通じて十分なサービスが提供されていない地域での通信基盤を拡大し、最大4000万世帯に高速インターネットアクセスを提供することを目指し議論を開始するという。

パートナーシップの主な目的は、下記の通り。

(1) Open RANベースの5G FWAソリューションの展開に向けた検討
各世帯までのラストワンマイルの通信確保の課題克服に向け、OREX SAIのOpen RAN技術のノウハウを活用したFWAソリューションの提供について検討を行う。

(2) 低利用者向けに手頃な価格でのインターネット接続サービスの提供に向けた検討
多くのユーザーがインターネットにアクセスできる低価格なインターネット接続サービス(月額10万インドネシアルピア)に向けて、最大100Mbpsの通信速度と無制限のデータ通信、および無料のモデムレンタルを提供などについて協議する。また、通信品質改善によるDXの促進に向けて教育分野でのデジタル化等について議論を行う。

(3) インフラ開発に向けた体制の検討
SURGE社は電柱や駅舎、光ファイバー網などのインフラを提供し、OREX SAIは先進的なFWA RANシステムや保守サービスの提供に向けて両社で体制の検討を行う。

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