ワイヤレスジャパン×WTP 2024工事現場のDX化も! KDDIのStarlinkを活用したエリア構築とは

衛星通信サービス「Starlink」は、国内ではNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクから提供されている。

なかでもKDDIは、いち早くサービスを開始。さらに2022年12月には静岡県熱海市初島において、世界で初めて、Starlinkをバックホール回線として利用する基地局の運用を開始した。

ワイヤレスジャパンのKDDIブースでは、Starlinkアンテナと携帯電話無線機、携帯電話サービスアンテナ、伝送装置などの実機が展示されている。

Starlinkのアンテナ(左端)など実機を展示

Starlinkのアンテナ(左端)など実機を展示

Starlinkを基地局のバックホール回線として利用することで、従来、通信設備の設置が難しかった山間部や島しょ地域でもエリアを構築することができる。

また、通信圏外エリアの工事現場では、携帯電話による音声通話のほか、現場と事務所の間のデータ伝送が可能になることで、工事現場のDX化による効率化やES向上を実現するという。

スマホの位置情報を活用した交通安全支援

KDDIブースでは安全・安心なモビリティ社会の実現に向けた取り組みも紹介している。

「クルマと自転車の位置情報を活用した接近通知『Vehicle to Bike』」は、自動車と二輪車の位置情報を基に、見通しの悪い交差点で両者が同時進入しそうな状況において、互いの存在を通知し合うというものだ。

スマートフォンの位置情報を基に、接近を通知する

スマートフォンの位置情報を基に、接近を通知する

交差点に進入する5~6秒前に通知することで余裕を持って減速するため、検索処理の軽量化と衝突判定ロジックの高速化による低遅延なシステム設計を実現している。

公道で行われた実証実験では、交差点への進入速度が平均10.1km/h減速する効果があることが確認されたという。

RELATED ARTICLE関連記事

SPECIAL TOPICスペシャルトピック

スペシャルトピック一覧

FEATURE特集

NEW ARTICLES新着記事

記事一覧

WHITE PAPERホワイトペーパー

ホワイトペーパー一覧
×
無料会員登録

無料会員登録をすると、本サイトのすべての記事を閲覧いただけます。
また、最新記事やイベント・セミナーの情報など、ビジネスに役立つ情報を掲載したメールマガジンをお届けいたします。