SPECIAL TOPIC開発・試験、運用の現場課題を解決! 5G時代の差別化戦略を下支えする

5G時代の到来により通信キャリア、そしてクラウド/データセンター事業者等もネットワークの変革を迫られている。高速大容量化に加えて、低遅延化をはじめとするネットワークの高度化と柔軟化が欠かせない。丸文は、このネットワーク変革において開発・運用の現場で新たに生じる課題を解決するためのソリューション提案に力を入れている。

通信サービスのDevOpsを支援 開発・試験の自由度も高める村上氏はもう1つ、ネットワークの高度化や複雑化に備えた対策として、「サービス開発・試験の流れを迅速かつ柔軟にする必要がある」とも指摘する。つまり、DevOpsを通信サービスの領域にも取り込むのだ。

これには、開発・試験環境の自由度を高め、負荷軽減とスピードアップを図ることがポイントとなる。丸文はそれを支援するため、ラボ・試験環境を改善するソリューションも豊富に用意している。

開発・試験の柔軟性向上の観点では、ネットワークの経路切替え等を自動化するマトリックススイッチ、P2PやSD-WANなど多様なネットワーク構成のシミュレーションが行えるネットワークエミュレータが有用だ。例えば、丸文が取り扱うCalnex社のエミュレータは障害発生時の経路切替等をシナリオとして設定し、自動的に試験・検証を行うこともできる。開発・試験の負荷を軽減し、商用化までの期間も短縮することが可能だ。

また、試験に不可欠な測定器も、商用化までの段階に応じて最適な製品を使い分けることが重要になる。そこで、「機能試験向けには、圧倒的に多機能なSpirent社の測定器を、その後の負荷試験では、チャンネル単価を安くできる点を重視してXena社のトラフィックジェネレータを」と、通信キャリア/SPのニーズに応じた製品を紹介している。

加えて、高機能ながら持ち運びが可能なEXFO製測定器も用意。ラボ内と同じ試験をフィールド上でも行いたいといったニーズにも応えている。

ネットワーク試験を全自動化! “テレワーク型テスト”も可能にこうしたラインナップの豊富さに加えて、試験を自動化するためのソリューション提案にも力を入れている。そのイメージを示したのが図表2だ。

図表2 試験自動化ソリューション

図表2 試験自動化ソリューション

前述のトラフィックジェネレータや測定器、エミュレータ等で構成した試験環境を、Spirent社のソフトウェアで自動制御する。予め作成した試験シナリオを自動的に実行できるため、夕方に試験をスタートさせれば、翌朝に結果が得られる。

さらに、今後は仮想環境における試験が増えることを想定して、製造ベンダを問わず、スイッチ、サーバやストレージ等をそれぞれの1つの仮想リソースとして管理し、試験内容に応じて割り当てるリソースマネジメントの機能も、この試験プラットフォームに組み合わせている。「物理・仮想の両方の環境において自動試験が簡単に行える」と村上氏。試験の効率化、負荷軽減に加えて、正確性の向上も期待できる。

開発・試験の現場は、わずかな設定変更や配線替えのためにラボに出張っていくような非効率な業務を強いられている。これでは効率は上がりようがない。上記のような試験自動化を実現すれば、自宅等からアクセスして試験の実行と結果確認を行う「テレワーク化」さえ不可能ではなくなる。

丸文は、このような多面的なサポートにより、今後も5G時代における通信キャリア/SPの差別化戦略を支えていく。

<お問い合わせ先>
丸文株式会社
システム営業第1本部 営業第2部
TEL:03-3639-1336
E-Mail:telecom_buz@marubun.co.jp
URL:https://www.marubun.co.jp/

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