IoTベンチャーのエイラネットワークスは「キッチン起業」

グローバルな展開も容易に
エイラのPaaSの特徴は、拡張性がありながらセキュリティがしっかりしていることだという。IoTデバイスを取り付ける端末が何であれ、すべてこのプラットフォーム上でデータの収集から解析までできる上に、グローバルな展開も容易だ。世界各地での規制や仕様の違いがあっても、すでに北米、欧州、中国、台湾で展開しているため、それぞれの規制に合わすことができる。また、暗号化では2048ビットの公開/非公開鍵でデータは守られており、データ転送にはSSL/TLSのセキュリティがかかっている。もちろん、認証を通らなければならない。

同社は、日本オフィスを新横浜に開き、昨年から富士通ゼネラルとともにIoTデバイスを取り付けたエアコンを開発している。日本の高品質・高信頼のモノづくりを見て、IoTシステムの顧客をとれると踏んだからだ。

当面は、カントリマネジャーと技術セールス担当者の2名から始め、状況によって増やしていく。現在の社員数150名のうち80名が米国、45名が中国の深セン、欧州は数名だ。2016年末までには世界で200名まで増やしていきたいという。

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