ダイキン工業IoTとAIで未来の働き方[第4回]IoTチェアで個人ごとに“快適に働ける空間”

働き方や仕事をする環境をより良くするために、IoT/AI技術はどのように使えるのか。次世代のワーススタイルを模索する4つの先進事例を見ながら、その狙いと課題を探っていこう。最終回となる今回は、座っているだけで心拍データを測定できる「オフィスチェア型センサー」を活用したダイキン工業の取り組みを紹介する。

働く空間もパーソナル化ワークスタイルが多様化するとともに、働く環境も変化していくことが考えられるが、ダイキン工業はこの技術を用いて「集中して作業効率を上げる空間」「リラックスして働く部屋」など、個人の状態や目的に応じてパーソナル化した環境を提供していくことを目指している。

さらに樋江井氏は、「昨年から義務化されたメンタルヘルス制度にも使える」と話す。大抵の企業は、年に数度のアンケートでストレス度を調査する程度だが、Airitmoの技術を使えば、より細かく社員の状態を可視化し、「さらに悪化の予兆を見つけるのに役立てられる」という。

とはいえ、これらを実現するには、オフィス内設備を提供する多様なメーカーとの連携が不可欠だ。測定データをクラウドで収集・管理し、共用できる仕組みの構築も含めて、他社との連携を進めていく考えだ。

月刊テレコミュニケーション2016年5月号から一部再編集のうえ転載
(記事の内容は雑誌掲載当時のもので、現在では異なる場合があります)

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