バズワードとはもう言わせない!「IoTプロジェクト」が動き始めた

2016年に入り、多くの企業でIoTプロジェクトが進行中だ。企業はどのようにIoTを活用しているのか。導入手段の1つであるIoTプラットフォームと、それを利用した事例を中心に動向を見ていこう。

共通基盤で開発期間を短縮これらのプラットフォームを利用すると、まっさらな状態からIoTシステムを開発するよりも効率がよくなる。なぜならIoTプラットフォームでは、データの収集・蓄積やアプリでの可視化など、IoTシステムに共通で求められる機能をあらかじめパッケージ化して提供しているからだ。

パッケージに含まれない機能が必要であれば、その部分だけ個別カスタマイズで付け加えればよい。そうすることで開発プロセスを最小限に抑えられ、要件定義から導入完了までの期間短縮につながり、ひいては開発コストの抑制も可能になる。

「AWSなどのプラットフォームとモバイル端末を組み合せれば、簡単にIoTシステムが出来てしまう」と桑津氏は語る。

図表 IoTの構成イメージ
図表 IoTの構成イメージ

また、池上氏は「プラットフォームはパッケージとして出来上がったシステムのため、非常に早くIoTを実現することができる。Surve-iを利用し、わずか2カ月前後で要件定義のフェーズから本番稼働にこぎつけた例もある」と話す。

これらの理由から、IoTを導入する企業はいずれかのプラットフォームを採用したり組み合わせたりしながら、IoTシステムの開発を行うのが一般的になっている。

月刊テレコミュニケーション2016年3月号から一部再編集のうえ転載
(記事の内容は雑誌掲載当時のもので、現在では異なる場合があります)

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