ワイヤレスジャパン/WTP2022ミリ波によるロボットワイヤレスなど、総務省「電波資源拡大のための研究開発」成果を披露

「ワイヤレス・テクノロジー・パーク(WTP)2022」の総務省のブースでは、「電波資源拡大のための研究開発」第15回成果発表会が開催されている。ミリ波によるロボットワイヤレス、ドローンの目視外飛行における周波数の有効利用技術など5件の研究開発課題が今年3月に終了した。その成果を実機やパネル展示を用いて披露している。

​従来の10倍の通信距離を実現情報通信研究機構(NICT)とスカパーJSATの「無人航空機の目視外飛行における周波数の有効利用技術の研究開発」は、離島や山間部、洋上などを含む広域で今後利用が進むと見られるドローンなど小型無人航空機の運用を管理するため、無人地帯~有人地帯における飛行の安全性および目視を代替する機能を確実に実現することを目的とする。

NICTとスカパーJSATは、HAPSなど高高度無人航空機の利用による中継システムを想定し、従来の小型無人機の通信距離の10倍以上および同時接続数の100倍以上を可能とする長距離・広角度の多元接続技術を開発。有人航空機を用いた統合実証実験による評価を行い、技術の有効性を証明した。

また、5GHz帯は地上通信や衛星通信などの利用が混在することから、周波数共用技術の活用を検討している。

今後は、統合実証実験によって得られた結果をもとに、ビーム制御や通信機器の改良を行い、高高度無人機とのより安定した多元接続通信技術の開発に取り組むという。

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