IoT向け回線の選び方 コスト、接続形態、セキュリティ…何を基準にする?

IoTを始める時に迷う要素の1つが“回線”だ。MVNOをはじめとした様々な企業がIoT向け回線を提供している。コスト、接続形態、管理画面、セキュリティなど、選定の際に注意したいポイントを解説する

手厚いサポートを求めるならプランや機能も大事だが、その他のサポートや配送といった細かな部分にも注目してみよう。問い合わせの段階から手厚く提案してもらえるか、プランのカスタマイズに応じてくれるか、納期はどのぐらいかかるかなどの強みも企業によって違う。

MEEQは「既定メニュー以外に、お客様の要望に合わせてカスタマイズしたプランも作成する。自社のサービスに我々のSIMを組み込む場合は、そのサービスに最適なプランを作るのでご相談いただきたい」(SNCスマートプラットフォーム 営業部門 営業部 営業課 課長の平嶋英明氏)。

配送についても「土日祝、年末年始も配送しているので、急遽SIMが必要になったときに対応できる。着荷日の指定も可能だ」(SNCスマートプラットフォーム 営業部門 部門長の石塚大介氏)。

mineo法人では「営業担当がついている場合は、キャリアやメニューにもよるが1オーダー500回線以内ぐらいであれば申し込みから5営業日以内で納品できる」(オプテージ ソリューション事業推進本部 パートナー営業部 法人パートナー営業チーム 吉内元基氏)。

NTT Com データプラットフォームサービス部 GTM部門の青木貴史氏は、「当社はこれまでのノウハウを活かし、デバイスを探しているのであればデバイスパートナーを紹介したり、技術的なアドバイスもご提案させていただく」と話す。

お試しやPoC用に少量だけ発注できたり、貸出用のSIMを用意している企業も多い。様々な観点から比較しつつ、まずは試してみてはどうだろうか。

月刊テレコミュニケーション2022年3月号から一部再編集のうえ転載
(記事の内容は雑誌掲載当時のもので、現在では異なる場合があります)

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