BIGLOBE仮想化の狙い LTEでスライシング技術も導入

ゼロ・レーティング「エンタメフリー・オプション」が好評のBIGLOBEモバイル。ネットワーク負荷増大をもたらす“両刃の剣”だが、コアネットワークの仮想化により負荷の軽減や柔軟な対応を実現した。

エッジ対応でトラフィック効率化BIGLOBEはモバイルサービス基盤刷新の第2ステップとして、今年春~夏に制御機能をクラウド化し、サービス開発アジリティの向上を図る。第3ステップの2022年春~夏には、多拠点化とエッジコンピューティング対応による可用性の向上とトラフィック配信の効率化を目指している。

現状は東京の拠点から全国にコンテンツを配信しているが、地域に特化したコンテンツについてはより近くの拠点から配信することで、ネットワークの負荷を軽減できる。また、ネットワークスライシング技術を活用し、市場のニーズに合わせたオプションサービスも提供していきたいという。

MNOの値下げ攻勢により、MVNOはかつてないほど厳しい状況に置かれている。ともすれば目前の安易な値下げ競争に陥りがちだが、中長期的にネットワークを見直すことこそが最終的な生き残りにつながる可能性が高そうだ。

月刊テレコミュニケーション2021年4月号から一部再編集のうえ転載
(記事の内容は雑誌掲載当時のもので、現在では異なる場合があります)

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