Zoomが5.0を含むセキュリティ強化策を発表

Zoom Video Communications(Zoom)は2020年4月23日、一週間以内に公開予定のZoom 5.0を含むセキュリティ強化策を発表した。これは同社が取り組んでいる90日間のセキュリティ強化プランの一環として行うもの。

同社のWeb会議システムは新型コロナウイルス対策で在宅勤務が増えるなどして、利用者が急増しているが、セキュリティ上の脆弱性をいくつか指摘されていた。強化策の概要は以下の通り。
ネットワーク●AES256-GCM暗号化方式:暗号化方式をAES256-GCM(256ビット)規格にアップグレード。これにより、転送中のミーティングのデータの保護が強化、改ざんへの耐性が強化され、Zoomミーティング、ZoomビデオウェビナーおよびZoom Phoneのデータの機密性と安全性が保証されるとしている。

●データセンターの選択制御:アカウント管理者が、各アカウントで開催するミーティングやウェビナーが、アカウント、グループまたはユーザーレベルでリアルタイムで使用するデータセンターの地域を選択することができるようになる
ユーザー体験および管理
●「セキュリティ」アイコン:Zoomのセキュリティ機能へは、以前はミーティングメニューからアクセスしていたが、ホストのインターフェースのミーティングメニューのバーで「セキュリティ」のアイコンを表示、アイコンをクリックすることで簡単に表示できるようにした。

●ホストによる管理を強化:ホストはセキュリティアイコンを通じてZoomへ不適切なユーザーを報告することができるようになる。また、参加者が自分の名前を変更する機能を無効にすることもできる。教育機関のユーザーに限り、画面共有は初期設定でホストのみにすることが可能だ。

●待機室が初期設定で有効に:待機室は、参加者がミーティングに参加する前に、ホストが参加者を個別の仮想待機室に待機させることができる既存の機能。全てのホストは、ミーティングの進行中に待機室をオンにすることができる。

●複雑なミーティング用パスワードを初期設定で有効に:ミーティング用のパスワードはZoomの既存の機能だが、全ての基本プラン、シングルライセンスのプロプラン、K-12をはじめとして、ほとんどのユーザーの初期設定で有効になる。

管理者アカウントの場合は、アカウント管理により複雑なパスワード(長さ、英数字の両方の使用、特殊文字に関する要件)を設定することができる。またZoom Phoneでは、ボイスメールの利用に必要なPINの長さを調整することも可能だ。

●クラウドレコーディング用パスワード:現在は、ミーティングホストとは別に、クラウドレコーディングの全ての利用者に対するパスワードが初期設定されており、このパスワードは、複雑なパスワードでなければならない。管理者アカウントの場合は、アカウント管理により複雑なパスワードを設定することができます。

●安全なアカウント連絡先の共有:Zoom 5.0では、大きな組織を対象とした新しいデータ構造をサポートすることで、 複数のアカウントに対する連絡先リンクを設定して、安全かつ簡単にミーティングの検索、チャット、電話連絡を行えるようにする。

●ダッシュボードの強化: ビジネス、企業および教育向けプランの管理では、Zoomダッシュボード を通じて、ミーティングのZoomネットワーク データセンターへの接続方法を確認できる。これには、HTTP トンネルサーバのほか、カンファレンスルームコネクターやゲートウェイに接続するデータセンターも含まれる。

●その他の機能:ユーザーは、Zoomチャット通知におけるチャットの抜粋を表示させないように選択することができる。また、PMI以外の新規ミーティング用IDを11桁に変更した。ミーティングIDおよび招待オプションを、ミーティング中のZoomインターフェースから、参加者メニューへと移動することで、ミーティングIDが意図せずに公開されることを防げる。

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