ノキアが5G技術展を開催 ―― クラウドRAN/MEC用サーバーやローカル5Gソリューション等を披露

ノキアが2019年9月19日、東京六本木で技術イベント「Nokia Connected Future 2019」を開催した。5G向けの新たな無線基地局、クラウドRANやMEC(マルチアクセスエッジコンピューティング)に特化したサーバー製品等のほか、プライベートLTE/ローカル5G向けソリューションも披露した。

2019年9月現在、ノキアは世界中で48の通信キャリアと5Gに関する商用契約を締結しているという。すでに商用サービスを始めている北米の4キャリア、韓国の3キャリアでもノキアの5G関連製品は使われており、日本国内ではNTTドコモとソフトバンクが前述の48社に名を連ねている。なお、商用以外も含めれば、通信キャリアと進める共同プロジェクトの数は100を超える。

そんなノキアが19日に開催した「Nokia Connected Future 2019」では、今後日本でも展開されるであろう5G関連ソリューションの数々が展示された。以下、注目製品をピックアップして紹介する。

最初が、5G無線基地局「5G AirScale」のラインナップだ。


ビームフォーミング対応RRH「5G AirScale Macro Remote Radio Head」

上写真は、マクロセルの展開を容易にするビームフォーミング対応の小型RRH(Remote Radio Head)。取り付けオプションが豊富で柔軟な展開が可能なうえ、LTE+NR(New Radio)の同時運用にも対応する。

屋内設置用の小型基地局「4G/5G AirScale Indoor」も展示されていた。3G/4G/5Gをサポートし、下写真・右下のスイッチに複数のRRH(左下)を収容できる。5Gで使用される電波は屋外の基地局から建物内へ浸透させるのが難しいため、屋内の迅速な5Gエリア化にはこうしたインドア用RRHが必要不可欠だ。


屋内設置用の「4G/5G AirScale Indoor」

もう1つの目玉が、日本で初めて披露された5G無線基地局のバックホール向けソリューション「5G Wavence Microwave」だ。通常はイーサネットや光ファイバーで有線接続するバックホール部分を無線化するものである。80GHz帯を用いて最大10Gbpsの高速通信が可能だという。

5Gでは電波が届きにくい高周波数帯を用いることから、4G時代に比べると数倍から数十倍もの数の小型基地局を展開する必要がある。5G Wavence Microwaveによってそれらを収容するネットワークを無線化できれば、効率的かつ迅速な5Gエリア展開が可能になる。


バックホール向けの「5G Wavence Microwave」

ノキアは現在、100GHzを超える周波数帯を用いてさらに高速な通信を可能にするチップセットも開発中だ。2020年以降の実用化を目指しているという。

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