KDDIがスマートドローンを商用化――広域監視など用途別に

測量解析と精密農業については、パートナー連携により提供する。

測量解析では、スマートドローンを使った測量によるデータ収集と、国土交通省が推進するi-Constructionに対応したアイサンテクノロジーの測量専用ソフト「Wing Earth」による大規模3次元点群データ処理・解析により、様々な施工管理システムに対応した出力結果を提供することができる。

測量解析ではアイサンテクノロジーの測量専用ソフトと連携する


また、精密農業では、スカイマティクスの葉色分析サービス「いろは」および農薬散布サービス「はかせ」とスマートドローンの連携により、農薬や肥料を削減できるほか、生育マップによる収穫時期の予測により、事前の販路調整が可能になる。

収穫時期の予測により、事前の販路調整が可能に


このほか、長野県伊那市で2019年度より、スマートドローンインフラの実証実験を開始する。ドローンを地方創生の領域にも活用していきたいという。

スマートドローンは、2020年に商用サービスを開始する5Gにも対応する。「5Gでは、人間の目で見るような高精細な映像が可能になり、警備などへの活用が考えられる」とKDDI 理事 商品・CS統括本部 副統括本部長の山田靖久氏は語った。

料金は個別のニーズに応じて設定するが、鉄塔1基あたり100万円の点検コストがかかっている場合、その半分の50万円程度で導入できるという。

KDDIはスマートドローンソリューションで2019年度に「2桁の億円」の売上を目指している。

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