ライブ動画で変わるCDN市場 ライムライト・ネットワークスの2019年予測

2019年、動画はライブの時代を迎える。そこでライムライト・ネットワークスが提供するのが、超低遅延のライブ配信を可能にするサービス。VOD、ゲーム事業者のほか、学習塾などからも注目を集めている。

「超低遅延のライブ動画配信に対するニーズが高まってくる。従来にはない新たなユースケースも生まれるだろう」。ライムライト・ネットワークス・ジャパン代表の田所隆幸氏は、2019年のコンテンツ・デリバリー・ネットワーク(CDN)市場をこう見通す。

ライムライト・ネットワークス・ジャパン代表の田所隆幸氏
ライムライト・ネットワークス・ジャパン代表の田所隆幸氏

同社が提供するCDNサービスの主要顧客には、大手のビデオ・オン・デマンド(VOD)配信事業者やゲーム配信事業者らが名を連ねる。この状況は今後も変わらないが、①視聴者のニーズの変化、②5G(第5世代移動通信)サービスの開始という2つの理由から、ユーザーが関心のあるコンテンツはビデオからライブへと変化していくだろうと予測する。

①の根拠となるのが、ライムライト・ネットワークスが2018年8月に発表した「オンラインビデオの状況に関する調査-2018年」だ。それによると、日本ではテレビ離れが加速する一方、オンラインビデオの視聴時間が増加傾向にある(図表1)。「遅延がなければスポーツのオンラインストリーミングを視聴するか」という質問に対しては、グローバルの59.5%には及ばないものの、日本でも44.4%が「視聴する」と回答している。

図表1 年々伸びるオンラインビデオの視聴時間
図表1 年々伸びるオンラインビデオの視聴時間

月刊テレコミュニケーション2019年2月号から一部再編集のうえ転載
(記事の内容は雑誌掲載当時のもので、現在では異なる場合があります)

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