パロアルト、「セキュリティ版App Store」を開設へ

パロアルトネットワークスが「セキュリティ版App Store」を開始する。同社のクラウドインフラや脅威インテリジェンスを活用しながら、約4万社あるパロアルトのユーザー企業向けにビジネスを展開できるメリットを、アプリケーション開発に対して訴求。多くのアプリケーション開発者を惹き付け、同社のセキュリティプラットフォームの強化につなげたい考えだ。

「セキュリティ分野におけるApp Storeだ」

パロアルトネットワークスは2017年7月19日、サードパーティのアプリケーション開発者などがクラウドベースのセキュリティアプリケーションを開発できる「アプリケーション フレームワーク」を発表。米本社 最高マーケティング責任者のレネー・ボンヴァニー氏は、アプリケーション フレームワークをこう紹介した。

同フレームワークを利用すると、アプリケーション開発者は、パロアルトネットワークスのセンサーや顧客固有のデータストア、インフラを活用しながら、迅速にセキュリティアプリケーションを開発。約4万社のパロアルトネットワークスのユーザー企業向けに対して、SaaSモデルでビジネスを展開できる。

日本における開発企業・開発者の受付は同日から始まっており、ユーザー企業が自らアプリケーションを開発することも可能だ。

アプリケーション フレームワークの概要
アプリケーション フレームワークの概要

グローバルでは、すでに30社以上のセキュリティベンダーが、アプリケーション フレームワーク向けの開発を進めているという。また、パロアルトネットワークスは、ベンチャー企業による開発を支援するため、2000万ドルのベンチャーファンドも設立した。開発言語はRubyやPython等をサポートする。

アプリケーション フレームワークによるアプリケーション開発を表明している企業例
アプリケーション フレームワークによるアプリケーション開発を表明している企業例

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