3年でID数を4~5倍に――EMM市場は今後も拡大が続く見込みですが、当面の目標を教えてください。
東郷 向こう3年間でmoconaviのユーザー数を今の4~5倍、100万ID近くに持っていきたいと考えています。
moconaviの導入企業は、これまではメガバンクなどの大手企業がほとんど。中小企業については、ほぼノータッチでしたが、大手企業だけでは100万という目標には到達できません。
そこで、従来は大手企業に強いパートナーが中心でしたが、これからは中堅・中小企業に強い代理店を増やし、マーケットの拡大を図る考えです。
――目標達成に向けて、課題はありますか。
東郷 もしかすると一番の課題は、moconaviが、何でも出来てしまうことかもしれません。
例えば、ビジネスチャットが欲しいユーザーには「ビジネスチャットです」、UCのユーザーには「クラウドアドレス帳です」と言ったほうが今は間違いなく売れるのです。
――UCも統合された新時代のEMMをどうアピールしていくかという課題ですね。
東郷 そうです。MAMとして売るのは難しくありませんが、ビジネスチャットやUCといった新しい側面をどう上手に伝えていくのか。それが、これからのチャレンジです。