NTTドコモは2010年8月4日、東京・丸の内のオフィス街にスマートフォン専用ショールーム「ドコモスマートフォンラウンジ」を開設する。そのオープニングイベントが3日、開催された。

オープニングイベントではテープカットも行われた（写真中央はNTTドコモ取締役常務執行役員の熊谷文也氏）

ドコモスマートフォンラウンジは、有楽町駅から徒歩1分のところにあるドコモショップ丸の内店の店舗内に併設される。端末の販売は行わず、専門スタッフのコンサルティングによりスマートフォンのアプリケーションを実際に体験しながら自分に合った機種を選ぶことができる。このほか、カスタマーサポート業務、スマートフォンに関するセミナーやトークイベントなども行う。

オープニングイベントに登場したドコモ取締役常務執行役員の熊谷文也氏は、「2010年の国内スマートフォン市場は300万台になると予想される。このうちドコモは100万台を目標にしているが、4月に発売したXperiaも日を追うごとに購入する方が増えている。まさにスマートフォン新時代の幕開けといえる」と語った。ドコモではスマートフォンの販売を強化しており、今年の秋冬モデルではサムスン電子製の「Galaxy S」を含む7機種を投入する。「スマートフォン市場が急激に拡大する中で、『よくわからないので利用しない』という声も聞かれる。もっと多くの方にスマートフォンを身近に感じてもらいたい」（スマートフォン事業推進室営業推進担当部長・三嶋俊一郎氏）から、スマートフォンラウンジを開設したという。

店内は「タッチ＆トライ」「カスタマーサポート」「イベント＆セミナー」の3つのコーナーで構成される。

ドコモスマートフォンの最新機種やアクセサリーが展示された店内

タッチ＆トライでは、スマートフォンの実機だけでなく、ドコモのスマートフォン向けポータルサイト「ドコモマーケット」やスマートフォン向けISP「spモード」も体感できる。カスタマーサポートでは、初期設定や利用時の不明な点などについて専門スタッフが対応にあたる。イベント＆セミナーのスペースでは「ビジネスに効くスマートフォン活用法」といったレギュラーイベントに加え、週に1回特別イベントを開催する。8月はシャープの提供による「Lynxセミナー」（シャープ提供）や「BlackBerryセミナー」（リサーチインモーションジャパン提供）などを予定している。

「スマートフォンを購入するのは東京だけではない」（熊谷氏）ことから、1号店となる同店の状況を見た上で、今後、他地域での展開も検討するという。