ビジネスチャット選びで、まずチェックすべき2つのポイントさて、ビジネスチャットを導入することは決めたとしよう。では、何を重視してビジネスチャットを選べばいいのか――。市場には数多くのビジネスチャットが存在しているが、グループチャットやファイル共有、マルチデバイス対応といった基本的な要件はどれも満たしている。それだけに悩みどころである。
サービス名 | 提供企業 | URL |
InCircle | AOSモバイル | http://incircle.jp/ |
COMPANY Messenger Powered by LaKeel | レジェンド・アプリケーションズ | http://www.worksap.co.jp/messenger/ |
Slack | 米Slack | https://slack.com/ |
direct | L is B | https://direct4b.com/ja/ |
ChatLuck | ネオジャパン | https://www.chatluck.com/ |
ChatWork | ChatWork | http://www.chatwork.com/ja/ |
TEんWA | テンダ | https://www.tento.camp/ |
TopicRoom | NTTソフトウェア | https://www.ntts.co.jp/products/topicroom/ |
V-CUBE Gate | ブイキューブ | https://jp.vcube.com/service/gate/ |
MoChat | インヴェンティット | http://www.mo-chat.net/ |
WowTalk | キングソフト | https://biz.kingsoft.jp/wowtalk/ |
ビジネスチャットの選定時にまず必ずチェックすべきポイントを2つ挙げるとすれば、ユーザビリティと管理・セキュリティ機能となるだろう。
コンシューマー向けチャットがすでに社内に普及していた企業の場合、「前のチャットのほうが使いやすかった」という社員からのクレームは避けたい。また、チャットを初めて社内で使い始めるケースでも、ユーザビリティが低ければ利用が広がらない。
前者なら従来の使い勝手との継続性も考慮しながら、ユーザビリティを評価することになる。後者の場合は、やはり最もポピュラーなLINEライクのユーザインターフェースを選ぶのが無難だろう。最近、日本でも急速にユーザー数を増やしているビジネスチャットに「Slack」があるが、インターフェースは英語。自社の従業員のリテラシーを十分考慮したうえで選定を進めたい。
また、個人ユースの場合、スマートフォンでの利用がほとんどだが、企業ユースではPCからの利用がかなり多くなる点にも注意しよう。スマートフォンとパソコン、両方のユーザビリティをしっかり確認する必要がある。
スマートフォンでは専用アプリをインストールして利用するケースがほとんどだが、パソコンでの利用方法には大きく2通りある。Webブラウザを使う「ブラウザ型」と、アプリをインストールする「インストール型」だ。
ブラウザ型のメリットは、ブラウザだけでビジネスチャットが利用できること。一方、メッセージのやり取りがスピーディに行える即時性という点ではインストール型のほうが優れている。
レジェンド・アプリケーションズのビジネスチャット「COMPANY Messenger Powered by LaKeel」はインストール型 |
さらに、メッセージの通知機能のフレキシブルさも確認したいところだ。業務にチャットを使い始めると、大量のメッセージがプッシュ通知で届くようになり、絶えず作業が中断するといった事態も想定される。条件にマッチした新着メッセージのみをプッシュ通知に設定できる機能があると便利である。