ウェアラブルデバイスはいくつかのタイプに分類できるが、会場で特に目立っていたのは、ヘッドマウント型(メガネ型)のウェアラブルデバイスだ。
例えばブラザー工業が展示していたのが、720p(1280×720ピクセル)対応の業務向けヘッドマウント型ウェアラブルデバイス「AiRScouter WD-200S」である。同社はAiRScouter WD-100G/100Aを2012年6月に発売しているが、その後継となるもの。発売時期については「まだ未定だが、今年中には発売したい」という。
ヘッドマウント型ウェアラブルデバイス「AiRScouter WD-200S」を装着したブラザーの説明員 |
WD-200Sの最大の特徴は、視野内に表示される映像の解像度が、従来モデルのSVGA(800×600ピクセル)から720p(1280×720ピクセル)に向上していることだ。
AiRScouter WD-200Sのディスプレイ内の表示イメージ |
ヘッドマウント型のウェアラブルデバイスについては、その解像度の低さが課題の1つとしてよく挙がる。ヘッドマウント型ウェアラブルデバイスの主な役割は、現場作業を支援するための情報を表示することだが、低解像度では十分な情報を表示できないからである。解像度が向上したことで、機能性の格段の向上が期待できそうだ。