ウェアラブルデバイスはどこまで進化しているか?(前編)

アップルが今年投入する「Apple Watch」を起爆剤に、2015年はウェアラブルデバイス市場がいよいよ大きく飛躍する年になる、との期待が高まっている。そうしたなか、「第1回 ウェアラブル EXPO」が1月16日まで東京ビッグサイトで開催中だ。ウェアラブルデバイスはどこまで進化しているのか。注目展示をレポートする。

ウェアラブルデバイスはいくつかのタイプに分類できるが、会場で特に目立っていたのは、ヘッドマウント型(メガネ型)のウェアラブルデバイスだ。

例えばブラザー工業が展示していたのが、720p(1280×720ピクセル)対応の業務向けヘッドマウント型ウェアラブルデバイス「AiRScouter WD-200S」である。同社はAiRScouter WD-100G/100Aを2012年6月に発売しているが、その後継となるもの。発売時期については「まだ未定だが、今年中には発売したい」という。

ヘッドマウント型ウェアラブルデバイス「AiRScouter WD-200S」

ヘッドマウント型ウェアラブルデバイス「AiRScouter WD-200S」を装着したブラザーの説明員

WD-200Sの最大の特徴は、視野内に表示される映像の解像度が、従来モデルのSVGA(800×600ピクセル)から720p(1280×720ピクセル)に向上していることだ。

AiRScouter WD-200Sのディスプレイ内の表示イメージ
AiRScouter WD-200Sのディスプレイ内の表示イメージ

ヘッドマウント型のウェアラブルデバイスについては、その解像度の低さが課題の1つとしてよく挙がる。ヘッドマウント型ウェアラブルデバイスの主な役割は、現場作業を支援するための情報を表示することだが、低解像度では十分な情報を表示できないからである。解像度が向上したことで、機能性の格段の向上が期待できそうだ。

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