富士通のブースでは、法人向け端末「F-05B」「F-10B」の展示も行っている。
F-05Bは、ハンディターミナルと同等の読み取り性能速度を実現するバーコードリーダーを搭載。Code39/Code93/Code128などのバーコード、DataMatrixやQR-Codeなどの二次元バーコード計16種類をサポートする。
バーコードリーダーを搭載した「F-05B」 |
Windows Mobile 6.5 Professionalに対応しており、顧客のニーズに応じたアプリケーションが構築できるほか、Microsoftが提供する各種ソリューションとの連携も可能。バーコード業務用途からニーズの高いIEEE802.11b/gやGPS、Bluetoothも搭載する。
F-10Bは、カメラやワンセグ、「おサイフケータイ」といった余分な機能を省く一方、通話メモ機能、IPX5/IPX7/IPX8の防水機能、IP5Xの防塵機能などビジネスシーンに役立つ機能を備える。また、携帯電話内のデータを遠隔で初期化する機能、外部メモリなど各種端末機能を遠隔で利用制限する機能、指紋認証機能など各種セキュリティも充実している。2010年9月以降、発売の予定。
遠隔初期化・遠隔カスタマイズ、指紋認証などセキュリティ機能が充実した「F-10B」 |
富士通ではF-10Bの発売に合わせて、ビジネス向けケータイソリューション「あんしん法人Mailer(仮称)」の提供を開始する。
企業のサーバーと接続することで、携帯電話から企業内のメールサーバーやスケジューラーに安全にアクセスすることが可能。word、Excel、PowerPoint、PDF、画像ファイル、テキスト等の添付ファイルを表示できるほか、スケジュールの確認・登録にも使える。
アプリ起動時やサーバー接続時にパスワードまたは指紋認証を行ってデータを保護する。データはアプリ内で独自に管理し、設定に応じた期限付きで自動削除される。端末紛失時には遠隔でのデータ消去機能も備える。
富士通では、出張先での会社メールやスケジュール確認のほか、配送業務や小売店舗での活用を想定している。
今年10月から提供を開始する予定で、「利用料金は月額300~500円程度」(説明員)という。