ビッグローブが「BIGLOBE スマホ」発表

ビッグローブは2014年6月30日、「モバイル新商品発表会」を開催した。

今回の発表の目玉は、音声通話機能つきのLTEスマートフォン「BIGLOBE スマホ」だ。NTTドコモのXi/FOMAエリアで利用可能な音声通話機能付きSIMとシャープ製の端末「AQUOS PHONE SH90B」を組み合わせ、音声通話と通信速度下り最大100Mbps/上り最大37.5Mbpsのデータ通信を1GB月額3476円(基本料金と端末代金の合計、別途通話料金30秒20円)から利用できる。現在利用している090等の携帯電話番号を継続利用できるMNPにも対応している。

ビッグローブ代表取締役社長の古関義幸氏

BIGLOBE スマホについて、ビッグローブ代表取締役社長の古関義幸氏は「通信速度は速いまま、月間容量制限をかけることで価格を安くしました。自動車に例えれば、キャリアサービスは高級車で格安スマホは軽自動車。BIGLOBE スマホはハイブリッドカーです。ユーザーのライフスタイルに合わせて選べるところが大きなポイント」と話す。

「BIGLOBE スマホ」の最大の特長は、音声通話とLTEデータ通信に加え、ビッグローブの公衆無線LANサービス「Wi-Fiスポット」を追加料金不要でシームレス利用できることだ。電波が強くつながりやすいWi-Fiアクセスポイントを判別して自動接続するアプリ「オートコネクト」をプリインストールしており、ユーザーが意識することなくWi-FiとLTEの通信を切り換えできる。アプリのダウンロード/アップデートをWi-Fi接続時のみ実行することで、LTE通信の利用を抑えることができるというわけだ。

今回の新商品発表に合わせ、このオートコネクトも強化した。当月および前月に利用したLTE、Wi-Fiのデータ通信量の日別グラフと、契約プランの通信容量と当月利用容量を円グラフで確認できる機能を追加した。7月1日から提供開始。9月にはLGエレクトロニクスのグローバルモデル「LG G2 mini for BIGLOBE」を、BIGLOBE スマホの端末ラインナップに加える。

また、イオンと連携した格安スマートフォン「イオンスマホ」の第2弾も発表。第1弾はイオンと日本通信が連携して提供したもの。第2弾は「BIGLOBE LTE・3G 音声通話スタートプラン」に3Gスマートフォンgeanee「FXC-5A」を組み合わせて、1980円(基本料金と端末代金の合計、別途通話料金30秒20円)で提供する。通信速度を14Mbpsとすることで「動画再生やアプリ通話をスムーズに使いたい」といったユーザーニーズに応えた。

携帯端末の「SIMロック」の解除を平成27年度にも義務付ける総務省の方針については「(MVNOにとっては)追い風」と古関氏。ビッグローブは、今後のMVNO同士のサービス競争において「オートコネクトによるWi-Fi接続」で差別化を図っていくという。

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