【佐川印刷】iPhone/iPadによる業務効率化が社内外にもたらす好影響

愛媛県松山市で印刷業を営む、佐川印刷。新しいニーズに応え続けてきた同社の業務現場では、KDDIのiPhone 5とiPadが活用されている。コミュニケーションの迅速化など顧客へのメリットを向上させたほか、Apple TVとの連携など社内での活用も進み、その効果は拡大の一途をたどっている。

┃感性を身につけ、地域と顧客に還元

すでに、様々なシーンでスマートデバイス導入の効果を上げている佐川印刷だが、「できることはもっと色々あるはず。私たちがそれを知り、効果のあるものを選んでどんどん取り入れていかなければならない」と、佐川氏は言う。

中でも、現在注目しているものとして挙げてくれたのが、動画を使ったリモート会議だ。音声だけではなく、映像を伴うことで臨場感が増し、また実際の制作物を見ながらの会議も可能になる。「これまでにも何度かトライしているが、画質が通信状況に依存する部分が大きく、今後の環境整備に期待しているところ」(佐川氏)

個別の取り組みとは別に、佐川氏が目指す大きなゴールは、新しいデバイスを身近に触れることで得られる感性だという。「人に近いところで使われるデバイスであり、業務などの固いお題目ではなく、感性で使うものだと思う。日常的に身近に接することで、その使い方や感じ方を肌で理解することが大切」(佐川氏)と語る。

スマートデバイスを身近なものとして活用する習慣が根付いている
取材中もそれぞれの端末を操作して情報をチェック。スマートデバイスを身近なものとして活用する習慣が根付いていることがうかがえた

そうやって、新しいデバイスを当たり前に使いこなす感性が身につけば、顧客への活用提案もより効果的なものになっていくはずだと、佐川氏は信じている。

新デバイスの活用といえば、とかく都市圏の企業ばかりに注目が集まりがちだ。しかし佐川印刷は、社長の牽引力に加え、新しいものに取り組んでいく社風もあり、ここまでの成果を上げてきた。今後もその歩みを緩めることはなく、先進的な技術を地場に根差したビジネスへとつなげていく。

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