「現場には(5G SAの品質で他社に)『負けることは許さない』と伝えている。言い訳のレポートも上がってくるが、受け取らないというスタイルでいる」
英Opensignalが今年7月に公表した5G SAに関するKDDIとソフトバンクの比較調査では、ほぼすべての指標でKDDIが優位という結果が出た(参考記事)が、ソフトバンク 代表取締役 社長執行役員 兼 CEOの宮川潤一氏は、2025年8月5日に開催された2026年3月期 第1四半期(1Q)に関する決算説明会にて、こう力説した。
ソフトバンク 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 宮川潤一氏
そのうえで、「この結果は真摯に受け止めなければいけない。1つの指標に向かって、他社と切磋琢磨することは良いこと」「我々がこだわっている信頼性の項目は評価が高かった。その点は良かったと思っている」とも話した。
今後の5Gネットワークについては、「すべて5G SAにすべき。スライシングや低遅延という特性が効いたサービスを提供できるからだ」と強調。ただ、「全部をSA化するには、まだまだ時間がかかりそうだ」と語った。