ソフトバンク孫氏「10億個のAIエージェントを作る」 生成AIの“自己増殖”に意欲

ソフトバンクグループの孫正義氏が、同社のプライベートイベント「SoftBank World 2025」の特別講演に登壇。グループ各社に「約10億のAIエージェントを整備する」と宣言した。AIエージェント自らが別のAIエージェントを創り出す“自己増殖”の仕組みを構築し、「従業員1人あたり1000個のAIエージェントを持たせる」という。

「半導体のトランジスタ集積率は、約2年で2倍になる」。インテルの共同創業者であるゴードン・ムーア氏によって提唱された「ムーアの法則」である。

AIは、これをはるかに凌ぐ勢いで成長する見込みだ。「チップ数10倍、チップ性能10倍、モデル性能の10倍、つまりAIは1000倍の速度で成長する。第2フェーズでは1000×1000で100万倍、第3フェーズでは100万×1000で10億倍になる」。

2025年7月16日に開催されたソフトバンクのプライベートイベント「SoftBank World 2025」の特別講演に登壇したソフトバンクグループ 代表取締役 会長兼社長執行役員の孫正義氏は、こう力説した。

ソフトバンクグループ 代表取締役 会長兼社長執行役員 孫正義氏

ソフトバンクグループ 代表取締役 会長兼社長執行役員 孫正義氏

同氏は、自転車と新幹線の速度差が約20倍差あることを引き合いに出し、「20倍で別の乗り物になるのだから、10億倍は想像できないくらい常識が変わるだろう。『AIの限界は見えた』と言う人もいるが、それは『あなたの限界が見えた』ということだ」と指摘した。

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