Matter市場拡大のカギ握る「デバイスの多様化」へ 中国発のスマートホーム企業が新製品を日本投入

スマートホームデバイスを展開するAqara(アカラ)が、Matterコントローラーの対応デバイスを50種類以上に拡大すると発表した。また、Aqara製品とサードパーティ製プラットフォーム間の相互接続性の強化に加え、近日中に安価なMatterコントローラー「M100ハブ」も国内市場に投入予定だ。

Matterコントローラーを「ユーザーに手の届きやすい価格で提供する」

3つめは、新たなMatterコントローラー「M100ハブ」だ。近々、日本市場に投入するという。M100ハブはM3ハブ同様、サードパーティ製のMatter対応デバイスもAqara Homeで管理可能なほか、M100ハブを経由してHomeKitやGoogle Home等からMatter対応デバイスを操作できる。値段は未定だが、「これまでのMatterコントローラーは高価だったため、ユーザーに手の届きやすい価格で提供する」(ミア氏)という。

また、M100ハブは、USB Type-A接続に加え、モバイルバッテリーでも稼働するのも特徴。まずはAmazonで先行販売し、その後楽天やヨドバシカメラ、ビックカメラ等で販売する予定だ。

Matterコントローラー「M100ハブ」

Matterコントローラー「M100ハブ」

今回の発表会には、CSA日本支部代表(X-HEMISTRY 代表取締役)の新貝文将氏も登壇。国内におけるMatter市場の現状と課題について説明した。

CSA日本支部代表(X-HEMISTRY 代表取締役) 新貝文将氏

CSA日本支部代表(X-HEMISTRY 代表取締役) 新貝文将氏

現在CSAには約800の企業・団体が所属しているが、うち日本企業は35社で、「参画する日本企業は増加の一途をたどっている」とした。

一方、国内ではMatterコントローラーの選択肢が少なく、Matter対応デバイスもまだまだ多くないと指摘。「Aqaraの日本強化によってMatter対応製品が多様化し、日本のMatter市場も形成されていくだろう」と新貝氏は展望した。

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