昨年の法人モバイル市場はマイナス成長 ~スマホのARPUの高さが要因

IDC Japanは2012年10月30日、国内ビジネスモビリティの市場予測を発表した。ビジネスモビリティ市場とは、携帯電話、スマートフォン、通信カード、Wi-Fiルーター、タブレットの法人市場のこと。

これによると、2011年のビジネスモビリティ市場は、前年比7.6%減の4952億円とマイナス成長だった。意外な印象を受けるが、その要因としてIDC Japanが指摘するのがスマートフォンのARPUの高さである。

2011年に携帯電話のARPUは3316円から2717円に下がったのに対し、スマートフォンのARPUは4281円から5730円に上昇した。ARPUの差が3000円を超えたことから、スマートフォンへの移行が進まなかったという。

IDC Japanの片山雅弘グループマネジャーは「月額利用料金が携帯電話に近づくか、スマートフォンを利用する価値がユーザーに理解されない場合、普及がさらに遅れる可能性がある」と分析している。

ただし、ビジネスモビリティ市場のマイナス成長は一時的なもので、2012年は前年比9.4%増の5416億円になる見通し。また、2016年には6021億円に達すると予想しており、2011~2016年の年間平均成長率(CAGR)は4.0%になるという。

国内ビジネスモビリティ市場 端末タイプ別 法人加入者数予測
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