NTTドコモ第1四半期決算は増収減益――年間利益目標9000億円の達成には手応え

NTTドコモは2012年7月27日、2012年度第1四半期決算を発表した。売上高は前年同期比2.4%増の1兆723億円、営業利益は同1.9%減の2626億円の増収減益だった。

NTTドコモの加藤薫社長

スマートフォンの販売が好調で、パケット収入が同461億円の増収となったが、音声収入が412億円減少したほか「月々サポート割」の影響で283億円の減収になったことが響いた。

これに対し、加藤薫社長は「収益は順調に推移している。年間利益目標である9000億円の達成に向けて堅調」と評価した。

ドコモでは今年度のスマートフォン販売目標を1300万台に設定しており、第1四半期は前年同期比で約2倍の249万台となっている。7月に入ってからも好調は続いており、4月からの累計販売台数は本日時点で350万台を上回るという。

他方、純増数や解約率、MNP転出入数では苦戦が続いている。なかでもMNPについては今年度、他社への転出を40件万程度に抑えたいとしているが、第1四半期ですでに25万件に達した。「MNPは依然として厳しい状況にある」(加藤社長)と話す。

夏商戦では「らくらくスマートフォン」をはじめとする幅広い世代に対応した17機種のスマートフォンを投入するとともに、家族内で2回線以上を同時購入すると1回線あたり1万円割り引く「家族セット割」を8月31日まで提供する。また10月1日からは、月間のデータ利用量が3GBまでは月額4935円となる「Xiパケ・ホーダイ ライト」の提供を予定している。端末ラインナップの強化や新しい料金プラン、割引キャンペーンを駆使して「改善につなげたい」という。

今秋には、KDDIとソフトバンクモバイルがLTEサービスを開始する計画で、ネットワークでも各社が横並びとなる。この点については「ドコモは1年半前から導入しており、電波のチューニングなどのノウハウも蓄積している。先行メリットはまだまだ薄れない」と優位性を強調した。

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