徳島県の5G/ローカル5G同時活用 医療や防災に“適材適所”で

地域の医療連携の中核を担う徳島県立中央病院。新設されたER棟では、キャリア5G/ローカル5G環境を共用装置で整備した。それぞれの特徴を活かし、遠隔診療や救急医療、災害対策に活用する。

徳島県立中央病院(以下、中央病院)は、県の「基幹災害拠点病院」としての役割を担う公立総合病院だ。5月下旬、新たにER棟が完成し、運用を開始した。

徳島県立中央病院

徳島県立中央病院

ER棟は救急医療や災害対応の機能が充実しており、3階には、5Gで遠隔診療を行うためのオンライン診察室とWeb会議の設備を備えた5G会議室が設置されている。

5月21日に開かれた内覧会では、約70km離れた県立海部病院(以下、海部病院)と5G会議室の間で遠隔診療のデモを実施。ローカル5Gを活用し、海部病院の研修医から送られてきたエコー画像を見ながら、中央病院の指導医がリアルタイムに助言する様子が関係者に披露された。

内覧会では、約70km離れた県立海部病院と5G会議室の間で遠隔診療のデモが行われた

内覧会では、約70km離れた県立海部病院と5G会議室の間で遠隔診療のデモが行われた

中央病院ではER棟に5G環境を整備するにあたり、JTOWERが開発したキャリア5G/ローカル5G(4.8GHz帯)の共用装置を採用した(図表1)。中継装置やアンテナなどの設備を共用できるもので、NTTドコモの5G基地局とケーブルテレビ徳島のローカル5G基地局が接続されている。

図表1 徳島県立中央病院のネットワーク構成

図表1 徳島県立中央病院のネットワーク構成

この共用装置を本館に設置。異なる周波数帯の電波を1つに束ね、光ファイバーでアンテナに分配する光DAS(Distributed Antenna System:分散システム)方式により、隣接するER棟も含めて広くカバーしている。

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