富士通がWindows 7を搭載したスレート型PC「STYLISTIC Q550」を発表

富士通は2011年2月24日、Windows 7を搭載したスレート型PC「STYLISTIC Q550」を発表した。4月上旬より発売を開始する。

(左から)インテル取締役副社長の宗像義恵氏、日本マイクロソフト代表執行役社長の樋口泰行氏、富士通執行役員副社長の佐相秀幸氏、執行役員常務の大谷信雄氏、執行役員兼パーソナルビジネス本部長の齋藤邦彰氏

会見では、最初に登壇した執行役員副社長の佐相秀幸氏が富士通と東芝の携帯電話事業の統合、NECとレノボの合弁などに言及した上で、「今年度も大きなうねりがあるだろうが、ユーザーの潮流を外さないようにやっていきたい」と抱負を語った。 

富士通では1991年から法人向けにタブレットPCの開発を手がけており、グローバルで約100万台以上の出荷実績を持つ。2010年第1~3四半期の北米におけるタブレットPC出荷台数シェアでは第2位であり、「製品の完成度には自信がある」と執行役員兼パーソナルビジネス本部長の齋藤邦彰氏は言う。

齋藤氏は、法人向け端末に求められる条件として「ユーザー資産との高い互換性・親和性、端末導入の容易さ、高いセキュリティ機能、保守・サポート」の4点を挙げた上で、「これらの用件を満たすにはWindowsベースの端末が最適」と語った。

STYLISTIC Q550はWindowsタッチに加えて富士通専用アプリの提供により快適な操作感を実現するほか、タッチペンの使用感、滑りにくい塗装など使い勝手を考慮している。また、厚さ約16.2mm、重さ約690gと軽量でありながら、約10時間という長時間駆動が可能だ。さらに、指紋センサーやセキュリティチップなど行動なセキュリティ機能、着脱式バッテリーのメンテナンス性など、ビジネスにおける優位性を特長とする。

執行役員常務の大谷信雄氏は、今回発表したスレート型PCやスマートフォンは「ビューワーとしての側面が強い」とした上で、「全体を束ねていくのはPCであり、新しい市場としてスレート型PCに取り組んでいきたい」と意気込みを語った。

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