卓球の石川選手と張本選手も称賛 シスコが東京2020で果たした役割とは?

シスコシステムズは2021年10月21日、「東京2020大会における取り組み」と題した記者説明会を開催。卓球日本代表を務めた石川佳純選手と張本智和選手も参加し、シスコが東京オリンピックでどのような貢献を果たしたかが解説された。

「スマホでも確認できる。本当に使いやすい」「このままで十分。今使っているもので満足している」──。シスコシステムズが10月21日に開催したメディアイベントで、東京2020オリンピック卓球代表の石川佳純選手と張本智和選手は、シスコの映像分析をこのように称賛した。

今夏に行われた東京2020オリンピックにおいて、オフィシャルスポンサーを務めたシスコ。同社は様々なデジタル技術で大会を支援したが、その1つが選手への映像分析の提供だ。

シスコが提供する映像分析

シスコが選手に提供した映像分析のイメージ

シスコシステムズ 代表執行役員会長 鈴木和洋氏は次のように説明した。

「試合相手やマークしている相手のサーブの軌道や、サーブの特徴に応じた得失点の分析などを提供させていただいた。また、大会期間中の空き時間を有効活用できるように、対戦相手のスマッシュ時をクリッピングした映像などを、スマホなどからWebex経由でクイックに確認できる仕組みを提供した」

映像分析においては、スポーツ映像の配信・分析などを手掛けるデータスタジアム社の協力を得たという。

シスコシステムズ 代表執行役員会長 鈴木和洋氏
シスコシステムズ 代表執行役員会長 鈴木和洋氏
こうした映像分析は、実際のプレイにどのような影響を与えたのか。

石川選手は、「対戦相手のバックハンドなど、いろいろな角度で分析できた。また、何度も対戦して癖を覚えているような相手でもデータで分析すると、意外とイメージと違うことも多く、戦略が立てやすかった」と語った。

石川佳純選手

石川佳純選手
張本選手によれば、モチベーションの維持にもつながったという。

「昨年は、コロナ禍で約半年ほど自宅での練習が続いたが、そうなると時折『何のために練習しているのか』『誰と戦うために練習しているのか』がわからなくなってしまうことがあった。モチベーションが下がりそうな時に、動画を観て相手を確認したり、練習方法を変更したりして、またモチベーションを上げることができた」

張本智和選手

張本智和選手

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